先日、一人暮らしを始める予定の友人から、パソコンでテレビが見たいんだけど?と相談を受けました。
相談の内容
・テレビを見る機会は少なくなってきたが、部屋にテレビが無いのは寂しい。
・夏の高校野球や大晦日の特番などはテレビで見たい
・パソコンでテレビが見れたら、テレビの購入費用を節約できる
確かに今はYouTubeもあるし、アマゾンプライムのような動画配信サービスも非常に充実していますが、電源を入れるだけで番組がみれるテレビは一人暮らしには必需品ですよね。
そこで今回は、パソコンでテレビを見る方法や注意すべきポイント、テレビが見れるパソコンのオススメ機種などを解説してみたいと思います。
録画も出来るので、レコーダーの費用も節約することが可能になりますよ!
パソコンでテレビを見る3つの方法
パソコンでテレビを見るおもな手段は、次の3つになります。
民放テレビ局公式の動画配信サイトを利用する
各民放テレビ局では、放送済みの番組を無料で観ることができる動画配信サイトを用意しています。
これをひとつにまとめたのが「Tver(ティーバー)」というテレビ局公式サイトです。
「Tver(ティーバー)」を利用するのに必要なのはインターネット環境のみ。
会員登録は不要、すべて無料で利用することができるのが特徴ですが、次のようなデメリットが存在します。
注意ポイント
・配信されている番組は限定されている
・観ることができるのは放送終了後から約7日間のみ
・リアルタイムのテレビ番組をみることができない
テレビありきの見逃し配信用として利用するのがベターでしょう。
パソコンに地デジチューナーを取り付ける
現在発売されているパソコンのほとんどには、地デジチューナーは内臓されていません。
ですが、後付けで地デジチューナーを取り付けることが可能です。
あとからパソコンに取り付けることができる地デジチューナーには次の2つのタイプがあります。
USB接続の地デジチューナーを利用する
パソコンのUSBポートに地デジチューナーを接続してテレビを見る方法です。
どの製品もUSBメモリとほぼ同じ大きさなので、軽量コンパクト。
通常、地デジを見るにはB-CASカードが必要となりますが、USB接続の地デジチューナーはB-CASカードが不要です。
注意
パソコンに差し込むだけで、気軽にテレビをみることができるようになるのが最大のメリットですが、その反面、受信能力が高くないので、フルセグでテレビを見るためには強い電波強度が必要となります。
このタイプは、よほど電波環境の整った場所でない限り、フルセグは見れない可能性が高いです。
「ピクセラ サイトスティック」の場合、アンテナケーブルを接続することができるので、自宅のアンテナ端子と接続すれば、安定した状態でフルセグを観れるようになります。
しかしながら、外出先で快適に地デジを見るのは少々厳しいですね…。
PCIe接続の内蔵チューナーを取り付ける
PCIe接続とは、パソコンのマザーボードに直接接続するタイプの接続方法になります。
そのため、PCIe接続の地デジチューナーはUSBタイプと比べて高画質で動作も安定。
倍速/スロー再生などにも対応できる機能の豊富さが魅力ですが、取り付けや接続後の設定が難しく、パソコンに関する詳しい知識が必要となります。
テレビ視聴・録画用のアプリケーションやB-CASカードも自分で用意する必要があるので、カンタンにパソコンでテレビが見たい!という方にはオススメできません。
地デジチューナーを内蔵したパソコンを購入する
現在発売されているパソコンの中には、最初から地デジチューナーを内蔵したモデルがあります。
ココがポイント!
パソコン側のアンテナ入力端子にアンテナケーブルを接続するだけで、煩わしい設定は一切不要。
付属のソフトを使って、パソコンのハードディスクに番組を録画することも可能です。
テレビ、パソコン、レコーダーもすべてこれ一台で賄えるのでコスパも抜群ですね。
これからパソコンを購入する予定なら、パソコンでテレビを観ることを前提に作られている地デジチューナー内蔵モデルがオススメです!
テレビチューナを内蔵したパソコン4選
実はテレビチューナーを内蔵しているパソコンは非常に数が少ないです。
その中でも、特に人気の高いモデルを4つほど紹介しておきます。
富士通 ESPRIMO FHシリーズ
ESPRIMO FHシリーズは、液晶サイズが27型と23.8型の2つのラインナップが用意されています。
27型液晶モデルでは、新4K衛星放送を楽しめるチューナーを内蔵。
さらにパイオニアとコラボしたハイレゾ対応の高音質スピーカーやサブウーファーも搭載しているので、パソコンとは思えないほどの美しい映像と迫力のあるサウンドを楽しむことができます。
また、富士通の地デジ対応パソコンは、さまざまな対応機器で再生互換性のある「SeeQVault」に対応。
録画した番組をmicroSDカードに書き出せば、スマートフォンやタブレットでも録画した番組をみることが可能です。
さらに富士通パソコン向けのアプリ「Station TV」を利用すれば、地デジチューナーが内蔵されていないスマートフォンやタブレットなど、さまざまな端末でテレビをみることができるようになります。
外出先からインターネット経由でテレビ視聴ができるリモート視聴にも対応していますよ。
富士通 LIFEBOOK WN1/D2(ノートパソコン)
富士通「LIFEBOOK WN1/D2」は、テレビ機能を搭載したノートパソコン!
テレビ機能がついたノートパソコンはこの機種以外にはないので、非常に希少な一台になります。
「LIFEBOOK WN1/D2」は、通常のノートパソコンより大きな17.3型ワイド液晶。
HDMI入出力ポートを搭載しているので、家庭用ゲーム機やスマートフォン、デジタルカメラとパソコンをHDMIケーブルで接続すれば17.3型の大画面でゲームや写真、動画を楽しめます。
注意ポイント
テレビチューナーを搭載できるのは、ボディカラーがシャンパンゴールドのみとなります
テレビも観れるオールインワンノートパソコンを探している人にピッタリのモデルですね。
富士通 LIFEBOOK WN1/D2
希少なテレビ機能付きノートパソコン!
17.3型ワイド液晶とオンキョー製スピーカー採用で迫力ある映像が楽しめる。
アルミボディとダイヤモンドカット採用で外観もGOOD!
HP Pavilion All-in-One 24
テレビも観られるスタイリッシュなデスクトップパソコン!
細部にいたるまでリアルな表現を可能とした23.8インチのフルHDディスプレイを採用。
高級テレビと同様のIPS液晶パネルは視野角が広く、どの角度から見ても鮮やかな色彩を表現することが可能です。
さらに液晶画面はタッチスクリーンにも対応。
動画や音楽をスマホのように直感的に楽しむこともできるのも大きな特徴ですね。
内蔵された地デジチューナーはダブル録画対応。
miniB-CASカード付きなので、アンテナケーブルをパソコンに接続するだけで、すぐにパソコンでテレビを観ることができますよ。
もちろんパソコンとしての性能も抜かりなく、CPUにはCore i5以上、SSDとハードディスクのツインドライブ仕様なので、どんなソフトも快適に動作します。
ポイント
HP Pavilion All-in-One 24は、ボディカラーが「スパークリングブラック」と「スノーフレークホワイト」の2種類が販売されていますが、テレビチューナーが内蔵されているのは「スパークリングブラック」のみ!
パソコンでテレビが観たい人は、必ず「スパークリングブラック」を選ぶようにしましょう。
HP Pavilion All-in-One 24
テレビが見れるスタイリッシュなパソコン。
ダブルチューナー搭載で裏番組も録画OK。
一人暮らしの人や2台目テレビとしてもオススメ!
LAVIE Home All-in-oneシリーズ
インテリアにもよく馴染む、カフェボードデザインを採用したテレビ機能付きパソコンになります。
ディスプレイ以外の機能を背面部分に配置し、正面に見えるのは狭額縁の画面のみ。
余計なものを極限まで排除してあるので、キーボードがなければパソコンには見えませんね!
LAVIE Home All-in-oneは「ボイス機能」を搭載しているので、パソコンに声をかけるだけで電源をオンにすることが可能。
Windows10より採用された「コルタナ」やアマゾンのアレクサなどもスムーズに利用することができます。
HDMI入力端子もあるので、ゲーム機のモニターとしても活躍。
高音質な音質で定評の「YAMAHAサウンドシステム」の搭載で、ネット動画も臨場感あふれるサウンドで楽しめますよ。
パソコンにあまり詳しくない人でも安心して使い続けることができるのもポイント高いですね!