パソコンを買い替えた時に、古いパソコンはどうしていますか?
起動しないパソコンや、購入から10年近く経過しているパソコンは買取に出しても値段がつかないので廃棄したほうが良いでしょう。
ですが、
- 1~2年しか使っていない新しいパソコン
- 高いスペックを持つパソコン
などの場合、パソコンを買取に出せば、数万円の値段がつく可能性が高いです。
自宅で眠らせるよりも、早い段階で買取に出すのがオススメです!
しかしながら、パソコンのハードディスクには、メール内容や家族の写真など、たくさんの個人情報が記録されています。
データを削除する場合、不要なデータをゴミ箱に移動して空にするのが一般的な方法ですが、この状態はデータが消えているというよりも見えなくなっているだけ。
専用ソフトを使えば、データを復元することが出来てしまいます。
せっかく高値でパソコンが売れても、後から余計なトラブルに巻き込まれてしまっては意味がありませんよね!
そこで今回は
- 復元されないデータ削除の手順
- 高く売れるパソコンのスペック
- パソコンを高く買い取ってもらうコツ
- パソコン買取を実施している店舗と特徴
- 買取できないパソコンを安全に廃棄する方法
など、安心してパソコンを売る方法をお伝えしたいと思います。
パソコンを高く安全に売りたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
これで安心!復元されないデータ削除の方法
Windowsの場合、データを削除すると削除されたデータはゴミ箱に移動します。
ゴミ箱を右クリックして「ゴミ箱を空にする」を選択することにより、データはパソコンから削除されますが、この状態はデータが見えなくなっているだけ。
データ復旧ソフトを使えば、削除されたデータを復元することができてしまいます。
注意ポイント
ファイルを削除したり、ハードディスクをフォーマットしても、ファイル管理情報が削除されるだけなので、ハードディスクに記録された実際のデータは削除されていません。
最も簡単にデータの復旧を阻止する方法は、ハードディスクに穴を開けたりして物理的に破壊してしまうことですが、ハードディスクを破壊してしまうと、パソコンを買取に出すことができなくなってしまいます。
パソコンを買取してくれる業者の中には、データ消去を実施してくれるお店もありますが、パソコンの輸送中に紛失してしまう可能性もゼロではありません。
買取に出す前には自分でもデータ消去を実施しておくのは鉄則です。
データ消去ソフトは探せば無料で使えるものもありますが、利用方法が難解で、使い勝手が良いとは言えないモノが多いので、各パソコンメーカーが用意しているデータ消去ソフトをつかうか、アマゾンなどで販売している有料のソフトウェアを利用しましょう。
ターミネータ 10plus データ完全抹消
こちらのソフトはアマゾンで4000円前後で発売中。
数あるデータ消去ソフトの中でも、使いやすさと価格の安さを両立した人気ナンバーワンソフトになります。
一度購入すれば、何度でも使うことができるのでコスパも抜群ですよ!
高く売れるパソコンのスペック(2019年版)
パソコンの買取価格は、その機種が発売されてからの経過年数が値段に大きな影響を与えます。
特に搭載しているOSがサポート切れ、もしくはサポート切れ寸前の場合だと、買取に出しても高値は期待できません。
2019年時点では、以下のスペック以上を持っているパソコンであれば、高値買取の可能性が高いです。
高値買取となるパソコン
OS:Windows10
CPU:intel Core3以上
メモリ:4GB以上
ストレージ:HDD500GB以上 or SSD256GB以上
パソコンを高く買い取ってもらうコツ
ちょっとした手間をかけるだけで、パソコンの買取価格を上げることが出来ます。
次の3つのポイントを覚えておくと役にたちますよ。
step
1複数のパソコン買取業者に査定を依頼する
特に人気の高い機種や、新しいモデルの場合はその傾向が強くなります。
高額買取を実現するなら、相見積もりは必須です。
step
2液晶やキーボードをクリーニングする
やはり見た目が綺麗なほうが、査定はプラスに働きます。
ステッカーやシールを貼っている人は、綺麗に剥がしておきましょう。
step
3購入時点の付属品を揃えておく
付属品が無くても買取は可能ですが、やはり揃っていたほうが高値がつきやすいです。
パソコン買取を実施している店舗と特徴
パソコンを売る方法としては、次の4つの方法があります。
- メルカリ、ヤフオクなどの個人売買
- ハードオフやセカンドストリートなどリサイクルショップ
- 家電量販店の下取り
- インターネットの買取専門店
それぞれメリット、デメリットが存在するので、その特徴を踏まえたうえで最適な販売先を選ぶようにしましょう。
メルカリやヤフオクなどで個人売買
メリット
・人気モデルは高値で取引される可能性が高い
・パーツ目的で古いパソコンが売れることもある
デメリット
・購入後のクレーム対応は自分自身で行う必要がある
・出品や発送の手間が発生する
万が一そういった人にパソコンを買われてしまうと、クレーム対応で神経をすり減らすことになってしまうでしょう。
個人売買はどこよりも高くパソコンが売れる可能性もありますが、その反面、売買後のトラブルに遭う可能性も高く、ハイリスク、ハイリターンの売却方法になります。
個人情報を復元されないように、確実なデータ消去を実施するのも忘れずに!
ハードオフやセカンドストリートなどリサイクルショップ
メリット
・査定後、すぐに現金が手に入る
デメリット
・買取価格は低め
・データ消去を実施しないお店が多い
そのためパソコンの査定額は、相場と比較すると低めに設定されていることがほとんど。
その場で現金化できるのが大きなメリットですが、少しでも高くパソコンを売りたいと考えているなら、リサイクルショップはやめておいたほうが良いでしょう。
データ消去を実施しないお店も多いので、その点も注意して下さい。
家電量販店の下取り
メリット
・査定後、すぐに現金が手に入る
デメリット
・買取価格は低め
・家電量販店の高いパソコンを購入する必要がある
・買取を実施していない店舗がある
そのため買い取ったパソコンは別のルートに流すことになるので、その分査定額は低めになります。
またすべての店舗で買取を実施している訳ではないので、買取を利用する前には店舗に問い合わせを行う手間も発生します。
ちなみに家電量販店は、新品のパソコンを売るのがメインの仕事なので、パソコンの買取に関しては、あまり積極的ではないお店が多いです。
査定のできる店員が接客中だとお店で長い間待たされることもありますし、通販と比べて価格の高いパソコンを購入する必要があるのもネックです。 以前はパソコンを買うなら、ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店で購入するしかありませんでした。 ですが、ネットショッピングが一般的になった現在。 一部の大型家電量販店を除き、パソコンの販売エリアは ...
パソコンはどこで買う?家電量販店、それとも通販?
インターネットのパソコン買取専門店
メリット
・パソコンの買取価格は高めに設定されている
・送料無料でパソコンを送ることができる
デメリット
・買取代金が振り込まれるまで、数日かかる
・人気のないモデル、古いパソコンは買取不可
データ消去を実施している店舗なら、自分とお店で計2回分の処理が実施されるため、個人情報が流出するリスクは限りなくゼロになります。
オススメのパソコン買取ショップ
買取できないパソコンを安全に廃棄する方法
OSが「XP」だったり「Vista」の場合は、買取に出しても値段がつかないことがほとんどなので、データを消去して廃棄しましょう。
2003年10月以降に販売された家庭向けパソコンには「PCリサイクルマーク」が付いており、無料でパソコンを廃棄できるようになっています。
パソコンの廃棄は、NECや富士通などのパソコンメーカーでも行っていますが、手続きがちょっと面倒なので、国から認定を受けて、全国の自治体と連携した行政サービスの「リネットジャパン」の利用がオススメ。
リネットジャパンの特徴
- 環境省認定、法律に基づく宅配回収はリネットジャパンだけ
- 「PCリサイクルマーク」がついていない古いパソコンも無料回収
- ハードディスクがないパソコンもOK
- 故障しているパソコンもOK
- プリンタ、モニター、電子レンジ、ステレオなど小型家電も回収OK
- 最短で翌日から回収可能
- 配送伝票の記入も不要、佐川急便が自宅から回収
- データ消去ソフトを無料で提供
- データ消去方法が分からない
- データ消去を実施する時間がない
という人は、リネットが消去作業を確実に実施し、消去証明書(写真付)を発行するPCデータ消去おまかせサービスもあります。
※1台あたり3,000円かかります
提供されるデータ消去ソフトをつかえば、個人情報の流出を気にすることなく、無料で安全にパソコンを廃棄することができますよ!