パソコンに関するトラブルの中でも、最も深刻で致命的なできごと。
それはパソコンが起動しない!というトラブルではないでしょうか?
万が一パソコンの調子が悪くなっても、電源さえ入ればWindows10の標準機能であるパソコン回復ツールを使ってパソコンをリカバリーすることが可能です。
ですがパソコンが起動しなければこの機能も使えず、復旧の難易度は格段に高くなってしまいます。
そんな最悪の事態に備えて、パソコンを購入したら早めに回復ドライブを作成しておきましょう!
回復ドライブとは?
Windows10の標準機能で作成することが可能。
パソコンが起動しなくても、回復ドライブからパソコンを起動させてハードデイスクのリカバリーができる。
事前に準備さえしておけば、イザという時に必ず役に立ちますよ!
回復ドライブで復元できるもの
回復ドライブを利用してパソコンをリカバリーすると、ハードディスクは工場出荷時の状態に戻ります。
OSやパソコン標準の各種ドライバーなどは復旧しますが、パソコン内に保存されていた写真や動画、エクセルなどのドキュメント、自分で入れたアプリなどは元に戻りません。
大事な写真やドキュメントは、定期的に外付けHDDやNAS、ドロップボックスなどにバックアップしておきましょう。
回復ドライブとして使用するUSBメモリについて
回復ドライブの作成に使用するUSBメモリは、既存データが削除され、回復ドライブ専用となります。
必要となる容量はパソコンにより異なりますが、平均すると32~64GBの空きが必要となるので、回復ドライブ用に新しくUSBメモリを用意するなら、少し余裕を持った64GBを購入するようにしましょう。
回復ドライブとなるUSBは非常に大事なアイテムになるので、価格よりも信頼性を重視。
高い品質を持つ有名メーカーの中から選ぶのが正解です。
私のオススメは、高性能かつ低価格を実現している「Transcend USBメモリ 64GB」です!
(アマゾンだと1500円前後で購入可能です)
回復ドライブを作成する際の注意点
回復ドライブは、完成するまで約2時間程度かかります。
ノートパソコンの場合は、作成途中にバッテリー切れとならないように、必ず電源につないでおきましょう。
また回復ドライブを使ってパソコンをリカバリーすると、エクセルやワードなどのオフィス製品も再度セットアップすることになります。
復旧時に慌てないためにも、オフィスのプロダクトコードと回復ドライブを同じ場所に保管しておくと便利ですよ!
回復ドライブの作成手順
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1外付けHDDやUSBメモリーなどをすべて外す
間違えて他のメディアのデータを消去しないためにも、不要なHDDやUSBメモリーは外しておきましょう。
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2Windows10のコントロールパネルを開く
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3システムとセキュリティをクリック
次に、「セキュリティとメンテナンス」を開きます。
回復 ⇒ 回復ドライブの作成をクリックします。
「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが入っていることを確認して、「次へ」をクリック。
step
4回復ドライブをUSBに保存する
5~10分くらいかかるので、終了まで待ちます。
USBの接続画面が表示されます。
指定された容量以上のUSBメモリをパソコンに接続して「次へ」をクリック。
最終確認メッセージが表示されます。
「作成」を押すと、回復ドライブがUSBメモリに作成されます。
回復ドライブの作成には、約2時間前後かかります。
ノートパソコンの場合は、途中で電源が落ちないように気を付けましょう。
「回復ドライブの準備ができました」と表示されたら完了です!
パソコン内の写真や動画などの個人データはすべて消えてしまうので、大事データは定期的にバックアップをとっておきましょう!